2017年5月20日

71.変化を嫌うと波動は下がる


自分の過去を振り返ってみると、「感情」が大きく動くような出来事があると、その時をさかいに世の中の見え方や、そこから受け取る感覚が必ず変化していたはずです。

「怖れ」でも「喜び」でも強い振幅があった場合、その感覚が長いあいだ続きます。

大きな「怖れ」はもう二度と味わいたくない過去として記憶に残ります。

ここでの「怖れ」は、単に「恐い」ではなく11.ネガティブとポジティブで考察した内容のものとします。

そして、未来に大きな「怖れ」が来ないように、思い切った行動が取れなくなります。

また、大きな「喜び」の時は、今の状況が続くように思考(左脳)の努力が始まります。

ところが、全てにおいて変化しないものはありませんから、何度も同じことを続けると効果や満足感が薄れてきます。

分かりやすい例は結婚や就職など、契約時での最高の高みを維持しようとしても、期待や依存があった場合、対象は何であれ今瞬間から遠のくほどに毎瞬の満足感も薄れていきます。

あの「怖れ」もあの「喜び」も記憶でしかないので、どちらも「今瞬間」の感覚ではなく、少し前の強い記憶を今の瞬間だと勘違いしながらそれをキープしようとします。

その間にも今という瞬間は変化を続けています。

これはさまざまな状況に共通しています。

そして今の瞬間ではないはずの記憶が悪い方向に変化しないように「未来」へ向けての対策を講じます。

この時「過去」のデーターを元に、演算をする左脳の「思考」は絶えず「感情」の反応を伴い「過去と未来」の世界が自分の中に広がります。

そうやって無難な考えだと思えても「今の瞬間」を無視して行動を取ると、潜在的に「期待」と「執着」や「不安」が残る可能性が大きくなります。

現れる現実はネガティブな方向へ向かいますが、変化を許さなければそこから出るすべはありません。

これは自分の深層部にすり込んだネガティブな願いが、見事に叶っていることになります。

この構造は、このブログの前置き部分、19.期待はネガティブの前後で考察した部分です。

これらのことから、変化を嫌らうと、どうしても思考が優先してしまい「今に在らず」の自分を創ってしまいます。

結果として、「今瞬間」の波動を下げる可能性は大きくなります。

あえてそれを「意図」するのであれば、自分にとって何も問題はないのですが、、、、、、


続きます。