40.「今」を感じながら「気」を感じる
(日めくりブログではないので、途中から読むと繋がらないと思います。21稿までが前置きになります。)
《空気が、鼻や気道を通って肺に入ってくる感触、胸の筋肉が動く感触、拡張する肌と衣服の擦れ合う感触、そして息の音、周りの音、光。 ついでに空間からエネルギーを貰うつもりで、空気といっしょに体に「気」を取り入れます。》
と、前々稿のつづきですが、忙しい時でも5秒程度の間に「今」を感じながら、「気」を取り込みます。
目的は心身のバランスです。
ヒッグス粒子やその元としての波動は、この宇宙空間には充満するように存在し、それになんらかの意思が介在することで、変化(具現化)を起こしているのではないかと量子力学はいいます。
私たちはまさにこのエネルギーの海にどっぷりと浸かりながら存在し、一つのエネルギーの中で他人と自分を区別するように自らの意思で具現化しているようです。
そしてその意思でこの境目を取れば、「3.考える場所と感じる場所」の項で紹介しました脳科学者ジルボルト・テーラーのように、周りのエネルギーと同化できるのだろうと考えられます。
東洋では古代から、この目に見えないエネルギーを「気」で説明しています。
漢方では、この「気」が多すぎても、少なすぎても、滞ってもバランスを崩し、少ないと「虚証」多いと「実証」として体や精神に症状が現れるとされています。
また武術、医術、宗教など「気」の概念や流儀、作法は様々で、「気」を理解する上で一人が一生で学べるような量ではありません。
私の師は、「気」は思い通りに動くエネルギーであり、他人にあげたり交換したりできるものとして、「虚」するものには与え、「実」するものは除く方法で治療を行っていました。
しかし、最後は自分が「治す気」又は癒す「受入れる気」にならなければ、改善しないことは感じていました。
私は量子力学も踏まえ「気」をシンプルにとらえています。
体も思考も波動というエネルギーから出来ていますから、シンクロを信じるとすれば、ここまでの論理では体も周りも全て自分の意志で変えてしまえることになります。
ただし、「左脳」の思考だけでは、なかなか上手くいかないのが、私たちというユニークな存在です。
「分離」や「恐れ・怖れ」が原因であることは間違いないようですから、ここまでくれば、あとは楽しい方への「意図」を実践するのみです。
「気」の話ですが、「気」の感触は慣れると感じることができます。
大きく深呼吸した時に、空気が肺まで入ってくるのが分かりますが、空気が肺のところでピッタリ止まりますか?
空間にあるエネルギーを体に吸い込む「意図」を持って、深呼吸をしてみてください。
個人差があると思いますが、お腹全体まで、場合によってはつま先まで、暖かい何かが入ってきます。
足先まで伝わる速度は、感覚的に秒速約0.5~1mです。
ゾクッとした時に、鳥肌が立つような感覚が全身に伝わって行く時の速度や感覚と似ています。
この速度は神経系や循環器系のそれとは一致せず、専門分野での研究は続けられています。
深呼吸で感じない場合は、下腹部にエネルギーを集めるようなつもりで、数秒間力を入れ、次に力を抜くと同時にそれを解き放つように全身、特に手足に送ってみてください。
毎秒0.5~1m程の速度で、伝わってゆくものが感じられるはずです。
これを漢方では「気」と捉え、流れを整えることで自然治癒力を活性化させ病気を治します。
気功術では相手の体に触れずに動きを止めてしまうほどですから、既成概念で理解できるものでないのは確かです。
考えずに「今」にある状態の中で「気」の存在を感じてみてください。
私たちを取り巻くこの空間には、意のままにできるエネルギー「気」が充満しているようです。
私は時々思い出した時に、「空気」も「気」も同じ波動として、自分の浄化を「意図」し、体に取り込むようにしています。
この時、グラウンディングも意識します。
とはいえ、仕事中など「左脳」が忙しくて自分を俯瞰視できなくなると、いろいろ「ネガティブ」な波動が動きグラウンディングなど忘れてしまいます。
それでも、自分の感情に気付いた時には、短い時間を利用して、5秒では深呼吸すら無理なのですが、ひと呼吸で自分を「中庸中立」に戻すよう、そうしています。
それから、「今を感じる」は瞑想や深呼吸だけではなく、勉強や作業に集中することでも得ることができますよね。
何れにしても楽しいシンクロの連続を望むのであれば「今を感じる」ということにつきますね。^ー^